日別: 2018年1月4日

さぶたいとる

2018年1月4日(木曜日)

「つくみイルカ島」へGO!・・・(妊娠までのストーリー②)

 

自然繁殖から取り組むことになったナミとニーハ。

 

妊活の舞台は大分県、うみたま体験パーク「つくみイルカ島」。

イルカ受け入れを快諾していただいた「つくみイルカ島」様、ありがとうございました。

 

海きららから「つくみイルカ島」への輸送は、平成29年5月中旬、滞在予定約1ヶ月半。

繁殖に向けて必要なことは

 

・滞在期間中にナミとニーハが発情し排卵すること

 

そのためには排卵のタイミングをコントロールすることが必要です。

イルカの排卵周期は約1ヶ月ですが、時には止まってしまう事もあり不安定です。

滞在期間中に確実に排卵させるために、経口黄体ホルモン製剤を使うことにしました。

このお薬を一定期間飲んだあと中止すると、卵胞(卵巣にできる卵子の入っている袋です)の発育が再開し、中止してから2~3週間後に排卵するらしいです。ほかの水族館で、この方法を使って妊娠・出産している事例があったので、今回はこの方法を試すことにしました。

*排卵誘発剤を使う方法ではどうもうまくいかないようです。

 

もう一つ必要なことは

 

・排卵のタイミングで交尾すること

 

これはイルカ達にまかせるしかありません、お互いに気に入ってくれることを願うばかりです。さらにその先、受精し着床するかは運次第ですが。

 

お相手は、「つくみイルカ島」で暮らしているオスイルカ「アテネ」、2004年7月26日「新江ノ島水族館」生まれです。

「新江ノ島水族館」様にもご協力いただき、今回の繁殖に参加できることになりました。

「新江ノ島水族館」様、ご協力ありがとうございました。

アテネは飼育下4世で、世界初の飼育下5世サワ(メス)のお父さんでもあります。

男前です!

 

実際に「つくみイルカ島」へ輸送したのは平成29年5月10日です。

 

輸送前には、関係するスタッフ全員が集合し、現場でそれぞれの動きを練習・確認しました。イルカは水中で暮らす動物、水中から吊り上げられ、輸送となると、かなりのストレスがかかります。段取り悪く手間取ると、しわ寄せはイルカに。

準備と段取り、かなり重要です。

 

  

 

イルカの輸送は担架に乗せたイルカをコンテナボックス(簡易の小さな水槽)に入れ、海水ごとトラックで運びます。トラックの荷台にはスタッフが乗り込み、体勢を直したり、水をかけたりイルカのケアーをします。輸送の所要時間は、約4時間30分、使用したトラックはエアサス、運転手さんのブレーキング技術も最高、快適でした。

 

「つくみイルカ島」のアテネが暮らす生簀へ到着したナミとニーハ、さて自然繁殖はうまくいくのでしょうか。

 

続く・・・。