アーカイブ: イルカの妊娠日記

さぶたいとる

2018年6月19日(火曜日)

ナミ&ニーハ 本日のエコー動画

本日のナミ、ニーハのエコー画像です。

今日でナミは妊娠218日目、ニーハは妊娠275日目となりました。

 

 

ナミのエコー動画はこちらです。

 

 

 

 

 

左側が頭で、途中左側に心臓が見られます。

 

4月頃、ナミの胎仔はあまり動かず、心配しておりましたが、現在では良く動いています。

 

エコーをすると胎仔が動くという話もありますが、どうなんでしょうか?

 

 

 

 

続いて、ニーハのエコー動画です。

 

 

 

 

 

ニーハは右側が頭で、途中左側に心臓が見えてきます。

 

ナミと比べると仔が大きいのか、羊水が少ないようにも見えますね。

 

 

ニーハの仔は最近特に元気(?)で、エコーをあてる姿勢になったときに

お腹が動く様子が見られたり、トレーナーの手に仔の動きがわかったりすることもあります。

 

 

 

 

この赤丸の手の部分で仔の動きがわかるんですね。

ちなみに仔は、黄丸のエコーのプローブを当ててるあたりにいます。

 

 

現在胎仔の体長は不明(大きすぎてうまく測れません)、

横幅ですと、頭の部分と、胸の心臓部分で測ることができます。

 

 

現在、横幅はナミの仔で8cm、ニーハの仔で11cmです。

出産時は体長で120cm、横幅で15cmになります。

 

すくすく元気に大きくな~れ♪

 

2018年5月26日(土曜日)

ニーハのプロゲステロンその後

とっても気になっていた、前回低かったニーハのホルモン値どうなったでしょうか。

もっと下がってたらどうしよう。

 

気になる検査結果が出てきました。

結果は、

 

プロゲステロン値上昇。

赤⇒が前回の検査結果。

青⇒が今回の検査結果。

 

血糖も復活。

赤⇒が前回の検査結果。

青⇒が今回の検査結果。

 

どきどきさせてくれますねー。

とりあえず、回復傾向なので大丈夫そうです。

 

今日のニーハの様子はいつもと変らず元気です。

 

*トレーナの見ていないところでは、必死になってボールを割ろうと忙しい毎日を過ごしています。

2018年5月21日(月曜日)

ニーハのプロゲステロン低下。

ニーハは現在、受精してから9ヶ月、出産まであと3ヶ月。

順調に妊娠を維持してきたニーハですが、

定期的に行っている血液検査でプロゲステロン(ホルモンの値)がかなり低くなっていることがわかりました。

血糖もかなり低くなっています。

食事制限はしていないので、ホルモンバランスの変化が血糖に影響している可能性があります。

 

プロゲステロンは妊娠を維持するために必要なホルモンです。

低くなると流産の可能性が高くなるので心配です。

でも、イルカの場合、プロゲステロン値が低くても正常に出産している例もあり、関係性はどうも良くわかっていません。

 

海外ではホルモン剤の投薬で治療を試みた例もありますが、流産は防げたものの、逆に胎子が大きくなりすぎて出産がうまくいかず胎子は死亡、母体も危険な状態になったとのことです。

 

妊娠中にプロゲステロンが下がったらどうするかについては、妊娠がわかったときから議論してきたことなのですが、集めた情報を総合して再検討。

ホルモン剤の投与など積極的なアプローチはせず、ニーハと胎子の生命力にまかせることにしました。

 

でも、他に何か出来ることはないか、全てについて再チェック。

運動については、現状以上の制限は必要なし。

体重も大丈夫、食事をほんの少し増しましょうか。

サプリメントの追加も必要なし。

 

血液検査の間隔を短くして、こまめにモニターしていくことにしました。

次の採血結果が気になります。

 

大丈夫、大丈夫、大丈夫。

 

 

5月18日ニーハの胎子の様子です。

白丸のところが胎子の心臓です。

 

 

7~12秒付近で心臓が動いているのが見えます。

いまのところ、母子ともに元気です。

2018年5月12日(土曜日)

3Dエコーに挑戦!

前回の妊娠日記で

 

ナミの仔は、最近あまり動いてくれず、ちょっと心配

 

と書きましたが、よく動いてるエコー映像が記録できました。

 

 

 

 

 

 

 

左が頭になります。

ちょっと安心、、、かな?

 

 

上のエコー映像や、いままで妊娠日記で載せていた映像は

2Dエコーというもの(断面、平面的) で検査を行なっております。

 

最近、人の方では、妊娠された方に3Dエコーなるもの(立体的) を実施しているそうです。

3Dエコーとは、専用のエコーを使って

数秒間2Dで記録した映像を、静止画3D映像に変換するものです。

 

 

さらに、エコー検査中にリアルタイムで3Dの(立体的な) 胎児の様子を

見られるようにしたものを、4Dエコーというそうです。

 

3Dエコーを使うと、人では、うまくいくと胎児の顔の形、輪郭までわかり

4Dエコーでは、胎児の指の動きまでわかるそうです。

 

 

ということで、海きららのイルカたちに3D、4Dエコーをやってみました。

 

 

 

 

 

 

あと数日で妊娠6ヵ月となる、ナミの仔の3Dエコーの映像です。

 

3Dの映像なので、別角度からもどうぞ。

 

 

 

 

 

 

目や噴気孔、背骨がよくわかりますね。

 

 

え?

わからない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで見えていると思います。

たぶんですが。。。

 

両方共に真ん中にいるのが仔ですね。

 

 

4Dエコーは、、、、、、

イルカも仔も動くせいで、何もわからず。

 

 

 

いままでの2Dエコーと比べて、3D、4Dエコーは操作や設定も少し複雑で

今回、ベストの結果を得られたとは言い難いですが

綺麗な立体的なイルカの仔を、いつかは見てみたいですね。

 

 

また機会があればやってみようかな~

2018年4月28日(土曜日)

今月のエコー検査

ゴールデンウイーク初日。

 

ニーハもナミも元気いっぱい、ニーハの体重は283kg、ナミの体重は280kgとなりました。

 

最近のニーハとナミの、エコー検査結果をご紹介します。

 

 

まずは、ニーハのエコー検査です。

 

左が頭方向、右が尾びれ方向、青丸が心臓になります。

 

 

 

 

ニーハの仔は、もぞもぞした仔の動きや、どくどくする心臓の動きが、よくわかります。

最近のニーハは、エコー検査を前ほど嫌がらなくなってきました。

 

 

 

つづいて,ナミのエコー検査です。

 

 

ニーハと同じく、左が頭、右が尾びれ方向になります。

ナミの仔は、最近あまり動いてくれず、前々回にご紹介したプロゲステロンの値と

あいまって、ちょっと心配です。

 

 

このまますくすくと、おおきくなぁれ。

 

2018年4月16日(月曜日)

プログラムの内容変更

本日でニーハが妊娠211日目、ナミが妊娠154日目となりました。

ハンドウイルカの妊娠期間は1年なので、ニーハは折り返しに入って早1ヵ月が経過しました。

ナミもあと1ヵ月ほどで折り返しになります。

 

1年前の2017年2月のニーハはこんな感じでしたが

 

今日のニーハはこんな感じで、体重は昨年2月から約50kg増えて、現在284kg。

見た目の大きさも全然違います。

 

そんな2頭のイルカで1日に3回実施している、イルカのプログラムですが、

本日より内容を変更しました。

 

1ヵ月前の妊娠日記で、お腹に負担がかかりそうな、くるくる回るスピンジャンプを

中止しています、というお話をしました。

大きくなってきた、ナミ、ニーハのお腹を考慮して、さらにフロントフリップ(前方宙返り)、バックフリップ(後方宙返り)も中止することにしました。

 

妊娠期間が半分ほど過ぎているとはいえ、まだまだ出産まではニーハで5ヵ月、

ナミで7ヵ月あります。

新しいプログラムでは、運動不足にならないように、ハードルを使った種目にも挑戦します。

 

 

今後さらに大きくなっていくであろう、ナミとニーハ。

新しい種目にも挑戦していきますので、乞うご期待!

2018年3月31日(土曜日)

ささいなことまで気になるんです、取り越し苦労?プロゲステロンの巻

ナミとニーハ、妊娠中も健康状態を知るために血液検査を定期的にしています。

さて結果は?

 

基本的には健康なのですが・・・気になることが。

 

ナミは3月19日の検査でプロゲステロンが低めです。

1週間後の再検査で上昇傾向だったのでちょっと安心。

 

プロゲステロンは妊娠を維持するために必要なホルモンで、卵巣や胎盤から分泌されます。低くなりすぎると、流産の可能性も。プロゲステロンが低くなると、人間の場合は、薬を使って治療を開始することがあります。

 

ナミとナミの胎子は大丈夫かな?

何か出来ることはないだろうか?

 

海きららは心配性なんです。

不安と心配を前に進む力に変えて行動に移しましょう!

 

ということで、またまた調べまくってみました。

 

海きららにある分厚い英語の専門書によると、妊娠中のイルカのプロゲステロンの正常値が書いてあるものの、びっくりするぐらい幅が広すぎて参考になりません。

 

他の水族館にきいてみると、

低くても正常に出産した例もあり、

一方で、流産したイルカのプロゲステロン値が低くかった例もあり、

結局よくわからない。

もちろん、妊娠中のプロゲステロンが低下しても投薬や治療の実績はありませんでした。

海外も含め、プロゲステロンの値が低くても、放置するのが一般的なようです。

 

「リスクの少ない薬なら、念のため投薬しておくっていうのはどうかな?(トレーナー)」

「もうちょっと調べてみるからちょっとまってちょうだい(獣医)」

 

的なやりとりがあって数日後、獣医がイルカの治療例の論文を探し出してきました。

さすが獣医!

ボーっとしてるように見えますが?やるときはやります、しつこいです!

 

論文によりますと、

プロゲステロン値が低くて妊娠維持がもう無理って判断した個体に、ホルモン製剤を投与したところ、妊娠は維持できたけど、出産時に問題発生、結局うまくいかなかったとのこと。

子供が大きくなりすぎて母体が危険な状態になった例もあり、簡単に使用できないことがわかりました。

 

ということで、今回はそこまで低下しているわけではないので、なにもせず様子を見ることになりました。

論文を見つけたことで、どうしてもプロゲステロン値が低くなった時にとることの出来る選択肢は増えました。

 

 

*一方で、これまでの話を総合すると

「そもそもプロゲステロン調べる意味無いじゃん!」

っていう突っ込みされそうですが、

データ集めることにも大きな意味があるんです、解明されてないことが多いんです、データの蓄積が今後に役立つんです。

 

 

検査の値ひとつで右往左往しているスタッフと対照的に、今日も自由なナミなのでした。

 

 

2018年3月25日(日曜日)

妊娠日記ニュース:「プレッシャーがすごかった」トレーナーが激白 イルカの人工授精報告会開催

 

人工授精での妊娠に成功した海きららイルカAIプロジェクトチームは22日、神戸市須磨区にある須磨海浜水族園で報告会を開催した。

 

三重大学、岐阜大学、南知多ビーチランド、須磨海浜水族園、海きららから計14名が参加し、それぞれの水族館と大学が分担したパートについて報告を行った。報告会は4時間を越えるものとなり、難しい内容ではあったが、糖分の多い差し入れの効果もあり、誰一人居眠りもせず、真剣な眼差しで報告に耳を傾けていた。

 

人工授精の中心的役割を果たした海きららの発表については、収集したデータは多いが、分析や解析もなされていない大量のデータを羅列しただけの「全くまとまりのないもの」に留まった。海きららの発表はわかりにくく、発表時間も大幅にオーバーしたものの、参加者全員が許容範囲の広い大人であったことが幸いし、批判の声は聞こえてこなかった。

 

報告会終了後、一部参加者は

「海きららから精子を送れとのプレッシャーが大きかった(精子採取担当者)」

「いやいや、排卵日推定のプレッシャーの方が大きかった(海きらら獣医)」

などと口論?になる場面もあり、チームワークの良さを垣間見ることが出来た。

 

人工授精成功の一番のポイントは何かとの質問に、プロジェクトリーダーは

「多くの人の協力、本当に感謝している」

と回答した。また

「今回の成功が日本国内のイルカの繁殖に貢献できれば良いと思う」

と感想を述べた。

 

プロジェクトチームは今後データの整理と解析を行い、学会発表を目指すとのこと。

 

( ̄ー ̄)ニヤリ

 

 

 

2018年3月17日(土曜日)

プレママイルカの運動について

野生下の妊娠イルカ、運動量はどのくらいなのでしょうか?

 

イルカの妊娠期間は1年間。

妊娠したイルカも群れのなかで、他の個体と一緒に広い海を長距離泳ぎます。

妊娠したイルカが特別に餌を捕まえることが楽になるわけでもなく、

全速力で餌を追いかけないと餌にありつけません。

攻撃してくるサメなどと戦わなければならない場面もあることでしょう、厳しい世界です。

 

想像ですが、

野生下では、妊娠個体でも運動量が大きく変らないんじゃないかなー。

 

野生のイルカの妊娠個体の運動量や行動変化について詳しく調べた資料は見つかりませんでした(海きらら調べ)。

 

水族館では出産までの間、どのような種目をどのくらいすればよいのか?

これも出産経験のある他の水族館に聞いてみました。

困ったときにはすぐに他の水族館を頼りましょう、どこの水族館も皆さん優しいです、感謝!

明確に、これをやめれば安心とか、これは絶対にやっちゃダメとか、そういったことは無いようですが、胎子の成長にあわせて、お腹に負担のかかる種目は避けているようです。

 

参考にさせていただきましょう!

ということで、お腹や体の横から着水する種目や身体を急激にひねる種目は控えめに。

くるくる回って、体の横から着水するスピンジャンプは中止です。

頭から着水する種目は大丈夫そうですが、念のため、フロントフリップ(前方宙返り)とバックフリップ(後方宙返り)も、出産が近づいてきたら中止する予定です。

ストレートジャンプは全く問題なさそう、良い運動になりそうなので、出来るだけ続けます。

あとは、ナミとニーハに選んでもらうということで。

イルカが嫌がるときには種目を中止してます、安心してください。

 

イルカが種目を選んでいる場面をご紹介します。

 

バックフリップはイヤ、フロントフリップがしたいナミ

 

 

でも、このシステム、

トレーナーとしては、

 

すっごい困るんですけど。

 

でも・・・無理はさせません、

 

イルカが良ければいいんです

 

 

2018年3月12日(月曜日)

心臓もしっかり動いてます

ナミとニーハの胎子、順調に成長しています。

 

まずはナミから。

 

 

なんとなくイルカの形になってきました。

右が頭、左が尾ビレです。

もぞもぞ動いてますね。

エコーを当てた最初の方が動きます、音が聞こえているのでしょうか?

羊水もたっぷりで、順調のようです。

 

つづいてニーハ。

 

 

右が頭、左が尾ビレ側。

背骨がしっかり見えています。

青い丸の部分が心臓です、心臓が動いているのも良く見えます

 

 

 

海きらら獣医は

「ニーハの胎子、心臓の動きもしっかり見えました!」

と、喜んでいました。

 

が、

 

以前、心臓の動をカラードップラーで見るって言ってなかったか?獣医さん!

いいのか?それで。

あれだけカラードップラーで見たいって言ってたのに。

本当にいいのかーー。

中途半端なカラードップラー、見えなかったカラードップラー、再挑戦しないのか?

このままで良いのかーーー。

 

心臓の動きが見えて、

胎子が元気なので

もうどうでも良くなっている名獣医なのでした。

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