イルカ日記

さぶたいとる

2019年8月13日(火曜日)

ボールいろいろ

最近、おもちゃとしてラグビーボールを復活させました!

 

 

目印は一面だけ色が違うカバーです!

 

このラグビーボール、いつも使っている丸のボールと違い、少し軽いんです。
その上、形が楕円のため上手く遊ぶには、少しコツが必要です。

 

 

 

まだまだナミ・ニーハに比べてボール遊びビギナーのアイル。
まんまるボールではたくさん遊びますが、このラグビーボールでは苦戦するかな…

 

と、思いながら入れてみましたが

 

 

そんなことありませんでした(笑)
丸のボールと変わらずつついたり、沈めたりと…
トレーナーの予想を超える遊びの達人ぷりです。

 

 

まだまだ大人と比べて口が小さいため
ナミ・ニーハが大好きなブイのおもちゃではあまり遊ばないアイル。

 

 

そんなアイルのため次はどんな変わった形のボールを用意しようか…
と燃えるボール作成担当者なのでした。

2019年7月31日(水曜日)

イルカと遊ぶ!

海きららのイルカ達、トレーナーは遊ぶのが大好き!

 

 

毎日、トレーニング終わりや空いた時間に、たくさんイルカと遊びます!
(イルカに遊んでもらってることもしばしば)

 

どのように遊ぶかというと、おもちゃを使ったり、ステージで遊んだり、
水で遊んだり、アクリル越しに遊んだりと遊び方はいろいろ!

 

日頃から追及している遊びは、イルカ達とトレーナーと観覧していただいてる皆様が、
気持ちよく楽しい時間を作ることです!

 

しかし、イルカと遊ぶのは、とても難しいんです。
ルールをしっかり守って遊ばないと、トレーナーもイルカも怪我をしてしまいます。

 

 

 

大切なことは、無理矢理しない、遊ぶかどうかはイルカに決めてもらう、
イルカもトレーナーもルールを守る です!

 

イルカ達も遊びたくない時だってあります!
なので、そんな時に、遊ぼう!遊ぼう!
としつこいと、皆さんも嫌ですよね。
そこを気遣ってあげられるトレーナーでなければ、イルカを怒らせたり、
遊びの時間が嫌になってしまったりします。

 

また、イルカ同士や1頭で黙々と遊ぶ時間も大切にしています。
海きららに行ったら必ず、遊んでいるところを
ご覧いただけるわけではございませんので、ご了承下さい!

2019年7月10日(水曜日)

長らくお休みしていました

夏も近づいてきた今日この頃。
トレーナーたちがひそかに計画していることがあります。

 

あまり大きな声では言えませんが
「夏に、スプラッシュ・ドルフィン」を目論んでおります。

 

そう、プログラム再開です。
でも、そんなに期待しないでください。

 

アイルの治療でバタバタしていたし、(言いわけ)
本格的な練習を再開したのもつい最近だし、(言いわけ)
ながい期間プログラムをやっていないし、(言いわけ)
スプラッシュ・ドルフィンにいたっては2年ぐらいやっていないし、(言いわけ)

 

だから、そんなに期待しないでください。
トレーナーがプレッシャーで簡単につぶれます。
水族館に来てもその話題は決して出さずに、心の中で応援してください。

 

本当は、誰にも言ってはいけない秘密の報告でした。

 

(アイルジャンプ 写真)

2019年5月30日(木曜日)

ゴミ、0の日

今日5月30日は、ゴミ、0の日だそうです。
知っていた方、いらっしゃいますか?
私は、調べるまで全く知りませんでした(笑)

 

 

今回は、当館のイルカトレーナーの悩みごとを書きたいと思います。
その悩みごととは、イルカプールに入る落ち葉です。

 

当館は、九十九島の海に隣接しており、とても自然豊かな場所にあります。
青い海、緑の森の絶景が、イルカプールから見えます。

 


(イルカプールから見える自然)

 


(トレーニング中)

 

ところが、風が強い日などは、落ち葉がイルカプールの中に入ってしまいます。
そして、なんとその落ち葉をイルカたちは食べてしまいます。

 

魚を食べるイルカたちにとって
落ち葉を食べるのは、もちろん身体によくありません。泣

 

我々トレーナーは、何とか食べられるのを防ごうと
プールの中や周りに落ち葉やゴミが落ちていないか
毎日チェックを欠かせません。

 

イルカたちに健康に長生きしてもらうために
イルカプール、プール周りのゴミ0を目指し、今日も落ち葉を拾います!(笑)

 

 


(ニーハ、アイル親子)

 


(ナミ)

2019年5月27日(月曜日)

夜間のイルカたち パート3

夜間のイルカたち、第三弾です(第一弾第二弾)。

 

現在アイルの治療に伴って
夜間ニーハ親子の観察を行っています

 

そんな観察中の親子の様子は…

 

 

お互いに音を出しながらうろうろしたり…

 

 

アイルがよくやる遊びの1つ 
水面ギリギリに噴気孔(イルカの鼻)をつけて
ぶくぶく~っと泡を出したりしています

 

 

昼間元気にトレーニングや遊びをするニーハとナミは夜間まったりしていることが多いですが
アイルは昼間も元気、夜も元気!…な遊びたいざかりのようです。

2019年5月13日(月曜日)

ブリッジを改造しました!

改造したのは、メインプールとホールディングプールをまたぐように設置している
ブリッジです。

 

 

なぜ改造したのか、かんたんに説明すると「イルカたちがいたずらするからです」
過去の投稿などでも何度かとりあげたことがあるので、詳しく知りたいかたはチェックを。

やりたい放題エスカレート

 

 

前回の改造の成功点は、イルカたちがたのしく安全に
いたずらができるようになったことです。

 

失敗点は、使った材料(木材)が重すぎて長持ちしない、
イルカたちが遊ぶときに大きな音がでることでした。

 

これでは、イルカたちにはメリットがあるけれど、ヒトにはデメリットばかりです。
理想はウィンウィンでありたいものです。

 

これらをふまえ今回は軽量化を目指しました。
設計→試作修正設計試作修正の日々が続きました。
そしてついに、完成しました。

 

 

今回は折りたたみ式のアルミのスロープを主に使用しました。
総重量は前回に比べ、半分以下に抑えることができました。
裏にはゴムシートを緩衝材としてつけ、騒音防止・衝撃吸収の効果を期待します。

 

 

しかし、アルミと海水は相性が悪く、
もしかしたら長持ちしないかもしれないという懸念はありますが、
我々の期待通りの活躍を望みます。

 

かれこれ45回は改造を重ねていますが、
ウィンウィンを目指し、今回こそはと願うばかりです。。。

 

2019年5月5日(日曜日)

こどもの日

 今日は55日“こどもの日”でした!

 

海きららの「こども」といえば…

 

 

 

現在、治療中ではありますが、アイルも初のこどもの日を迎えることができました。
本日の体重は84.7kg!体長は3日前に測定しまして188cmでした。
生まれたころに比べたら、体重は65kg増!体長も65cm増です!

 

 

ちなみに、主役の母、ニーハはというと
こどもの日なんてそっちのけで、トレーナーと゛身体を張った゛?遊びに夢中です!

 

その名も、ランディング遊び!!

 

どんな遊びでもルールがないと面白くないですよね?
なのでこの、ランディング遊びにもルールがあります。

 

ルールはとても簡単!
イルカたちが勝手にプールに上がってきてトレーナーがイルカを押してプールに落とす!
だけです。

 

文字で書くととても簡単なんですが、これが難しい。
イルカたちを上手く押せないと、なかなかプールに落ちません。
イルカ達の体重。ニーハは261キロ。ナミは267キロ。。。

 

ステージで上手くイルカ達の身体を引いて押してあげないとプールの落ち方が
気に食わないのか、嫌がってしまいます(笑)

 

先輩トレーナーの方々は、コツを掴んでいるのかなんともスムーズにイルカは、
プールに落ちます。

 

一方、後輩トレーナーは、イルカがプールに落ちるのが何ともぎこちないです(笑)

 

 

遊びに夢中になりすぎるとアイルの世話ができなくなるのでは?
授乳はしてる?大丈夫?と気を使いながら遊ぶ今日この頃でした。

 

2019年4月27日(土曜日)

イルカのファンミーティング開催!

420日(土)1815~21:30に大水槽前で「イルカのファンミーティング」を
開催しました。

 

イベントの内容は、一昨年からの取り組みである人工授精・妊娠・出産・子育てについて、
トレーナーと獣医、館長がそれぞれの視点から、
一般のお客様にわかりやすく講演するというイベントです。

 

イベントの名前は、イルカたちを応援していただいた、多くのファンの皆様に
「感謝の気持ちが伝えられる場ができたらいいな」、
また、繁殖事業の「情報共有ができたらいいな」、
皆様にナミとニーハの「ディープな話ができたらいいな」などの多くの気持ちから、
一方的な報告会ではなく、「イルカのファン」の方々との「ミーティング」
とさせていただきました。

 

 

 

 

トレーナーの講話では、ハズバンダリートレーニングの話(皆さん覚えてますか?)や、
出産前の取り組みの授乳トレーニングと、未公開映像も飛び出しました。

 

また、獣医の講話では、獣医ならではの親イルカのサポートや、
普段聞くことが出来ない、ホルモンやエコー検査の話が盛りだくさんでした。

 

最後の館長の講話では、海きららの様々な取り組みに関する、
クイズ大会が開かれ、大人から子どもまで楽しく水族館について学ぶことができました!
どの講話もマニアックな話にあふれ、大変盛り上がりました。

 

 

また、この日は特別に、海きららで使用している内視鏡やエコーの展示も行い、
皆様に間近で見ていただきました。

 

 

ご参加いただいた皆様、この日記をご覧いただいてる皆様、
日ごろより温かいご声援ありがとうございます。心より感謝申し上げます。

 

アイルの誕生と成長は皆様の応援あってこそです。

 

これからも、どうぞよろしくお願いします。

2019年4月18日(木曜日)

イルカと餌

4月に入り、早いもので、アイルが生まれてから6ヶ月が過ぎました。
最近行った健康チェックでは、体長185cm、体重81kgと大きくなっています。

 

 

今回はイルカたちが食べている「餌」について、ご紹介していきます。
イルカたちは、皆さんご存知の通り、魚を食べます。

 

突然ですが、体重約270kgのナミと、約260kgのニーハは、
一体どのくらいの量の魚を毎日食べているのでしょうか?

 

 

正解は、現在ナミは12.0kg。ニーハは14.4kgです。
体重はナミの方が重いのですが、食べている量はニーハの方が多いのです!
理由は、アイルに授乳をしているからです。

 

 

ナミとニーハにあげている魚の種類は
サバ、アジ、アオアジ、ホッケ、サンマ、小ニシン、大ニシン、コノシロです。

 

 

大きいニシンは、ニーハ特別メニューです。
カロリーの高い大きいニシンは、ナミにとっては高カロリーすぎるので、今はあげていません。

 

イルカたちにこんなにたくさんの種類の魚をあげているのには、いくつか理由があります。

 

1つ目、魚もそれぞれ栄養バランスが異なるので、栄養の偏りをなくすため。
2つ目、不漁で魚が捕れなくなったときに、餌がなくなることを防ぐため。
3つ目、イルカ達も魚の好き嫌いがあるように感じるので、
「次、どんな魚が食べれるのだろう」といったような、
わくわく(期待感)を持ってもらえたらいいなと思って、種類を豊富にそろえています。

 

 

そして、アイル。
最近少しずつですが、魚を食べています。

種類は、小さいニシンをさらに小さく切ってあげています。
ニシンは身も骨も柔らかく、アイルのために購入した魚です。

 

 

食べている量はまだ0.5kgくらいで、ナミやニーハに比べるとほんの少しですが、
大きくなる為に食べるのもトレーニングだ!と、
私も小さいときに言われた親の気持ちがわかる今日このごろです。

 

P.S.

佐世保は最近暖かく、心地の良い春らしい日が続いています。
パール・シーリゾート周辺の桜は、満開を過ぎたように感じます。
今回、アイルに与えている魚として、紹介したニシンですが、
別名“春告魚(はるつげうお)”とも呼ばれています。
由来は、春になると大群で浅瀬に押し寄せ、産卵する様子が、
春の訪れを告げる北海道の風物詩となっており、
それが名前の由来と言われています。
何とも風情のある魚です。

2019年3月30日(土曜日)

ボール作り

当館に遊びに来た方は、良く見かける光景かも知れませんが
ニーハとナミは、よくおもちゃを咥えて泳いでいます。
水中でボールをドリブルしたり、黄色いブイを引っ掛けて泳いだり
多様な遊び方をしています。

 


(黄色ブイで遊んでいるイルカたち)

 

さて、このおもちゃは、トレーナーが考えて工夫している手作りのおもちゃです。
おもちゃ作りで大事なことは3つ。

 

  • イルカや人が怪我をしない。
  • プールや施設が破損しない。
  • プールにゴミが入っていると思われない(見た目を美しく)。

 

このことに気をつけて作っていきます。
その中で今日は、ボール作りについて、ご紹介します。

 


(ボールで遊んでいるアイル)

 

 

この黒色のカバーをつけているボール、中身はキッズバスケットボールです。
なぜ、黒色のカバーをつけているのでしょうか?

 

 

 

イルカたちがボールを壊そうとするからです。笑

 

 

 

ニーハの歯は上下合わせて81本、ナミの歯は75本です。
ヒトやイヌは尖った歯や平らな歯など、いろいろですが
ハンドウイルカたちの歯はすべて尖っており、犬歯のような形をしています。

 


(ニーハの歯)

 

市販されているバレーボールやバスケットボールをプールに入れても
この鋭い歯によって、イルカたちは簡単に割ることができます。

 

というよりも、ニーハとナミはボールを割るのが楽しいのか
ボールを入れると、全力で壊そうとします。

 


(ボールを横噛みし、壊そうとするナミ)

 

ちなみにニーハとナミ、遊びに関してはこんなこともしています。
やりたい放題エスカレート(2018年1月29日)

 

 

壊れたボールをそのままプールに入れていると、
イルカたちが間違えて飲み込んでしまう危険性があります。
そこで、すこしでも割れにくいように、黒色のカバーをつけてあります。

 

この黒色のカバーの素材は、バリスティックナイロン。
防弾チョッキなどにも使われている布です。

 

もちろん噛んでもイルカたちの歯には、問題ありません。

 

ところが、この布でボールカバーを作るのが一苦労。
イルカたちとのトレーニングの合間を縫っては、事務所でミシンと格闘し
ガタガタ言わせながら縫っています。

 

最初のうちは不慣れなだったスタッフも慣れてきて
いまではミシンと良い友好関係を築けていると思います。

 


(ミシンとボールと布)

 

まだまだアイルは、大人のイルカたちのように
ボールを咥えてトレーナーとキャッチボールすることはできませんが
激しく必死にボールで遊んでいます。

 

そんなかわいらしい姿を、ぜひみてあげてください。