アーカイブ: イルカの妊娠日記

さぶたいとる

2018年8月14日(火曜日)

ゲート保護

8月も半ば、お盆を迎え、ニーハの出産まであと1ヵ月ほどとなりました。

 

 

今回のご紹介は、ゲートの保護です。

 

 

ゲートは二つのプールの間にあり、イルカの治療のとき等、

必要に応じてイルカを奥のホールディングプール(HP)に入れて、

手前のメインプール(MP)に行かないようにするためのものです。

 

 

 

 

ゲートはこの赤丸のところにあります。

 

ゲートには隙間があり、大人のナミとニーハは問題ないのですが、

仔が間に入ってしまうかもしれません。

 

ということで、タキロンネットで保護しました。

 

 

 

 

 

ゲートの形状的に普段の潜水清掃では掃除が行き届かないため、コケがいっぱい。

 

 

 

 

 

 

 

 

洗ってコケを落としてから、いざタキロンネット張り。

 

 

 

 

 

 

 

 

1日がかりで完成したのがこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水中に入れたときの様子はこんな感じです。

中々綺麗にできました。

2018年8月6日(月曜日)

寸法完璧!乗り上げ防止対策

イルカ達の月齢も進み、ニーハは11ヶ月目、ナミは9ヶ月目に入りました。

 

お腹はまた一段と大きくなり、スタッフの期待と不安も比例して大きくなっています。

 

そんな中、イルカプールの出産に向けての準備がまた1つ進みました。

 

 

イルカプールには、オーバーフローと呼ばれる排水を行う場所があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

たった40cmほどのスペースですが赤ちゃんイルカにとってはとても広く、

乗りあがってしまうと、戻れなくなってしまう可能性があります。

 

 

この場所に、赤ちゃんイルカが乗りあがってしまわない様にガードを作ろう!

 

素材は塩ビパイプとホームセンターで見つけたプラスチックの便利な板。

 

今回取り付ける場所は水中ではないため、強度はそこまで必要ありません。

大切なのは見た目と寸法!

 

 

しかし、円形場所にどのような形で、どのように設置しようか・・

 

頭を悩ませながら、緻密な計算で設計、最後は現場で切って付けて・・

そして完成したのがこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幅、角度、何もかもピッタリに仕上がりました!

 

これで赤ちゃんイルカが乗り上がる心配もありません。

 

 

他に危ないところはないかな~

日々危険箇所を想定し、考え続ける今日この頃でした。

2018年7月26日(木曜日)

頭がはっきり見えるようになりました

本日でニーハは妊娠312日目となりました。

 

ハンドウイルカの妊娠期間は約1年間となりますので

出産まであと2ヵ月ほどとなります。

もう少しですね。

 

 

最近のニーハのエコーでは、仔の頭の形がはっきりと見えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仔の吻先(頭の先端)が右を向いていますね。

 

 

 

ナミのエコー動画はこちらです。

 

 

 

 

 

 

ナミの仔はニーハと比べて、羊水が多いためか、胸ビレがはっきりと見えます。

 

 

 

 

 

この赤丸のところが胸ビレですね。

ちなみに緑丸が心臓です。

 

 

ナミは妊娠255日目。

 

出産までは、あと110日ぐらいでしょうか?

 

 

 

 

今回、淡々と書いてきましたが、イルカの顔が見えたとき、胸ビレが見えたとき

スタッフ、大興奮!!!

 

 

おなかの中にちゃんと、こどものイルカがいるのですね

(妊娠しているので、当たり前ですが)。

2018年7月20日(金曜日)

お母さんか!ってつっこんで下さい。

海きららイルカプール1階、アクリル横にあるイルカたちの妊娠情報はご覧いただけたでしょうか?

パネルやアルバムで、妊娠について紹介しているコーナーです。

 

ナミ、ニーハの様子や、お腹の仔の様子を記録しているアルバム。

コレ!!すごいんです。

お母さんか!ってつっこみたくなるような仕上がりです。

少し心配なのは、将来アルバムを作ったトレーナーが、人間の子供を授かったときにコレだけのことをしてあげられるだろうか?やりきった感で満たされていなければいいのですが…。

ちなみに…

イルカ専用おもちゃの

ボールも彼女の手作りです。

是非皆さんも愛情いっぱいのアルバムを手にとってご覧ください!

2018年7月11日(水曜日)

まな板を使ったこだわりの逸品!

イルカ達のお腹もどんどん大きくなってきました。

ニーハは妊娠298日目、ナミは妊娠239日目を迎えることが出来ました。

 

おおむね順調、順調。

 

全体的にふっくらしてきていますが、イルカは流線型なのでお腹が目立ちません。

「妊娠してるよ」って言われなければわからないかも。

 

私達トレーナーは、お腹を眺めて喜んでいるだけではありません。

出産の時にあわてないように、計画的に準備を進めましょう。

 

生まれたばかりの仔イルカは、上手に泳げません。

方向転換がうまく出来ないので、プールの角にはまり込むと溺れることがあります。

海きららのプールを点検すると・・・仔イルカが挟まりそうな角を2箇所も発見!

この角に仔イルカが入り込まないように、板を取り付けて滑らかにする必要があります。

 

使う板の条件は、

 水に強くて、

 イルカがぶつかっても壊れなくて、

 表面がツルツルで

 安いもの

 

そんなものあるかー!

と思いながらいろいろさがしていたところ、見つけました、最適な素材。

業務用プラスチックまな板(ポリエチレン製)が良さそうです。

 

あとは、どうやって取り付けるか、

周りはコンクリートの壁と透明なアクリル、

ドリルで穴を開けるわけにも行かず。

 

相当悩んだ結果、

まな板はプールのアクリル板に塩ビパイプで引っ掛けて、

水中は吸盤で固定することにしました。

現場の寸法を細かく計測して、図面を作成!

 

出来上がったものを現場で取り付けてみました。

 

1つ目はほぼぴったり、若干当たる部分をグラインダーで微調整。

2つ目は逆に隙間が開きすぎだったので、一旦まな板を取り外して位置調整、これでぴったり。

塩ビパイプは衝撃で割れにくいタイプを使用。

まな板を止めている紐も切れにくい超高分子量ポリエチレン素材!

  

生まれてくる仔イルカが怪我しないように、細部まで愛情がたっぷり込められた、こだわりの逸品です。

2018年6月19日(火曜日)

ナミ&ニーハ 本日のエコー動画

本日のナミ、ニーハのエコー画像です。

今日でナミは妊娠218日目、ニーハは妊娠275日目となりました。

 

 

ナミのエコー動画はこちらです。

 

 

 

 

 

左側が頭で、途中左側に心臓が見られます。

 

4月頃、ナミの胎仔はあまり動かず、心配しておりましたが、現在では良く動いています。

 

エコーをすると胎仔が動くという話もありますが、どうなんでしょうか?

 

 

 

 

続いて、ニーハのエコー動画です。

 

 

 

 

 

ニーハは右側が頭で、途中左側に心臓が見えてきます。

 

ナミと比べると仔が大きいのか、羊水が少ないようにも見えますね。

 

 

ニーハの仔は最近特に元気(?)で、エコーをあてる姿勢になったときに

お腹が動く様子が見られたり、トレーナーの手に仔の動きがわかったりすることもあります。

 

 

 

 

この赤丸の手の部分で仔の動きがわかるんですね。

ちなみに仔は、黄丸のエコーのプローブを当ててるあたりにいます。

 

 

現在胎仔の体長は不明(大きすぎてうまく測れません)、

横幅ですと、頭の部分と、胸の心臓部分で測ることができます。

 

 

現在、横幅はナミの仔で8cm、ニーハの仔で11cmです。

出産時は体長で120cm、横幅で15cmになります。

 

すくすく元気に大きくな~れ♪

 

2018年5月26日(土曜日)

ニーハのプロゲステロンその後

とっても気になっていた、前回低かったニーハのホルモン値どうなったでしょうか。

もっと下がってたらどうしよう。

 

気になる検査結果が出てきました。

結果は、

 

プロゲステロン値上昇。

赤⇒が前回の検査結果。

青⇒が今回の検査結果。

 

血糖も復活。

赤⇒が前回の検査結果。

青⇒が今回の検査結果。

 

どきどきさせてくれますねー。

とりあえず、回復傾向なので大丈夫そうです。

 

今日のニーハの様子はいつもと変らず元気です。

 

*トレーナの見ていないところでは、必死になってボールを割ろうと忙しい毎日を過ごしています。

2018年5月21日(月曜日)

ニーハのプロゲステロン低下。

ニーハは現在、受精してから9ヶ月、出産まであと3ヶ月。

順調に妊娠を維持してきたニーハですが、

定期的に行っている血液検査でプロゲステロン(ホルモンの値)がかなり低くなっていることがわかりました。

血糖もかなり低くなっています。

食事制限はしていないので、ホルモンバランスの変化が血糖に影響している可能性があります。

 

プロゲステロンは妊娠を維持するために必要なホルモンです。

低くなると流産の可能性が高くなるので心配です。

でも、イルカの場合、プロゲステロン値が低くても正常に出産している例もあり、関係性はどうも良くわかっていません。

 

海外ではホルモン剤の投薬で治療を試みた例もありますが、流産は防げたものの、逆に胎子が大きくなりすぎて出産がうまくいかず胎子は死亡、母体も危険な状態になったとのことです。

 

妊娠中にプロゲステロンが下がったらどうするかについては、妊娠がわかったときから議論してきたことなのですが、集めた情報を総合して再検討。

ホルモン剤の投与など積極的なアプローチはせず、ニーハと胎子の生命力にまかせることにしました。

 

でも、他に何か出来ることはないか、全てについて再チェック。

運動については、現状以上の制限は必要なし。

体重も大丈夫、食事をほんの少し増しましょうか。

サプリメントの追加も必要なし。

 

血液検査の間隔を短くして、こまめにモニターしていくことにしました。

次の採血結果が気になります。

 

大丈夫、大丈夫、大丈夫。

 

 

5月18日ニーハの胎子の様子です。

白丸のところが胎子の心臓です。

 

 

7~12秒付近で心臓が動いているのが見えます。

いまのところ、母子ともに元気です。

2018年5月12日(土曜日)

3Dエコーに挑戦!

前回の妊娠日記で

 

ナミの仔は、最近あまり動いてくれず、ちょっと心配

 

と書きましたが、よく動いてるエコー映像が記録できました。

 

 

 

 

 

 

 

左が頭になります。

ちょっと安心、、、かな?

 

 

上のエコー映像や、いままで妊娠日記で載せていた映像は

2Dエコーというもの(断面、平面的) で検査を行なっております。

 

最近、人の方では、妊娠された方に3Dエコーなるもの(立体的) を実施しているそうです。

3Dエコーとは、専用のエコーを使って

数秒間2Dで記録した映像を、静止画3D映像に変換するものです。

 

 

さらに、エコー検査中にリアルタイムで3Dの(立体的な) 胎児の様子を

見られるようにしたものを、4Dエコーというそうです。

 

3Dエコーを使うと、人では、うまくいくと胎児の顔の形、輪郭までわかり

4Dエコーでは、胎児の指の動きまでわかるそうです。

 

 

ということで、海きららのイルカたちに3D、4Dエコーをやってみました。

 

 

 

 

 

 

あと数日で妊娠6ヵ月となる、ナミの仔の3Dエコーの映像です。

 

3Dの映像なので、別角度からもどうぞ。

 

 

 

 

 

 

目や噴気孔、背骨がよくわかりますね。

 

 

え?

わからない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで見えていると思います。

たぶんですが。。。

 

両方共に真ん中にいるのが仔ですね。

 

 

4Dエコーは、、、、、、

イルカも仔も動くせいで、何もわからず。

 

 

 

いままでの2Dエコーと比べて、3D、4Dエコーは操作や設定も少し複雑で

今回、ベストの結果を得られたとは言い難いですが

綺麗な立体的なイルカの仔を、いつかは見てみたいですね。

 

 

また機会があればやってみようかな~

2018年4月28日(土曜日)

今月のエコー検査

ゴールデンウイーク初日。

 

ニーハもナミも元気いっぱい、ニーハの体重は283kg、ナミの体重は280kgとなりました。

 

最近のニーハとナミの、エコー検査結果をご紹介します。

 

 

まずは、ニーハのエコー検査です。

 

左が頭方向、右が尾びれ方向、青丸が心臓になります。

 

 

 

 

ニーハの仔は、もぞもぞした仔の動きや、どくどくする心臓の動きが、よくわかります。

最近のニーハは、エコー検査を前ほど嫌がらなくなってきました。

 

 

 

つづいて,ナミのエコー検査です。

 

 

ニーハと同じく、左が頭、右が尾びれ方向になります。

ナミの仔は、最近あまり動いてくれず、前々回にご紹介したプロゲステロンの値と

あいまって、ちょっと心配です。

 

 

このまますくすくと、おおきくなぁれ。

 

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