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さぶたいとる

2019年9月5日(木曜日)

ナミは寂しがり屋さん?

皆さんこんにちは。
今回の日記の主役は、ハンドウイルカのナミの話です。

 


(ハンドウイルカのナミ)

 

海きららの九十九島イルカプールには、
メインプールとホールディングプールの2つのプールがあって、
イルカたちは水中で自由にこの2つのプールを行き来しています。

 

手前がメインプール、奥がホールディングプールです。
真ん中にある橋の下のゲートを閉めることによって、プールを隔てることができます。
奥のホールディングプールは床が上がる仕組みになっており、
ハズバンダリートレーニングでは出来ないような検査や治療を行う際に使用しています。

 


(手前がメインプール、奥がホールディングプール)

 


(ホールディングプールの床が上がっている様子)

 

アイルは、まだハズバンダリートレーニングによる検査が十分に出来ないため、
定期的に取り上げて健康チェックを行っています。
健康チェックでは、一時的にニーハとアイルがホールディングプールに入るのですが、
そのときに1番抵抗を示すのは、ナミです。

 

ナミは2頭と離れたくないのか、2頭と一緒にホールディングプールに入ってしまいます。
目にも留まらぬ速さで、時には親子よりも先に入ってしまうナミ。

 

ナミがホールディングプールにいると取り上げ作業時に、
ナミとスタッフの負担となってしまう為、出て欲しいのがトレーナーの希望です。
ゲートトレーニングはとっても難しくトレーニング出来る期間も数日しかありません
(海きららのトレーナーの力不足の為)。

 

今までは、親子が入った後に何とか時間を稼いで閉めていました。
しかし、ステージに上がって入ろうとするナミ。
この行動はナミにもトレーナーにも、とても危険な行動です。

 

なので、考えに考えた結果、ホールディングプールに入りたいナミ
・ステージに上がりたいナミの要望に答えることにしました。

 


(左:ナミ、右:アイル)

 

ナミとトレーナーが、安全で楽しいトレーニング(下に動画有り)を目指し
まず親子と一緒にナミもホールディングプールに入ってもらいます。
そして、ステージを滑ってメインプールに出る。ただそれだけです。

 

トレーナーがゲートを触っても我慢。
我慢することが出来たら、“お魚”と“滑っていいよ”のサインを出します。
今まだトレーニング中なので、完璧ではありませんが、何とか形になってきました。

 

 

元々トレーナーが、ナミにやって欲しくなかった行動を逆手にとってやってみる。
寂しがり屋なナミには少し申し訳ないですが、
アイルの為に我慢もお願いしています。
今後も永遠の課題である楽しいトレーニングとは何か。を海きららでは追求し続けます。