アーカイブ

さぶたいとる

2020年1月15日(水曜日)

イルカ達の健康チェック

 

海きららでは月に一回、イルカ達の健康チェックにあることをしています。

 

採血です。

 

イルカの採血は尾びれから採ることが多いです。

…と言うのも、胴の部分だと脂肪が分厚く採血が困難だからです。

  • 尾びれ採血中

※だいたい、黄色矢印の先端に血管が通っています。

 

 

イルカに協力してもらい採血はしています。

しかし!以前人工授精のときにも話が出てきましたが、(2018.1/26イルカ日記)

イルカ達、とっっっっっっっっっ………っても採血が苦手です。

 

なので1ヶ月かけて採血に協力してもらえるようトレーニング(練習)をしています。

 

トレーニングでは本物の採血道具を持っていき、

「今日採血しますよ(・з・)」という雰囲気の中、刺すふりをします。

それでじっと出来ていたらお魚をたくさんあげて褒める。

 

それだけです。

 

それだけなんですが…。

これ、シンプルに難しいんです。

イルカ達は採血が嫌なとき体のどこかが力んだり、小さく音を出したりします。

うっかり練習のときにこれを見逃すと…

「今日は本当に刺しますよ(・з・)」と、針を刺すとき

いやーーーーー!!と尾びれを振ってしまいます。

暴れるイルカから無理に採血は出来ません。

イルカもトレーナーも危ないからです。

こうなるとトレーニング失敗。

 

なので、採血担当のトレーナーは日々採血トレーニングをしながら

力んでない?音出してない?など目を光らせているのです!

 

ちなみに採血本番の手順は…

 

イルカにサインを出す。

  • サイン出し

 

イルカが尾びれを持って来る。(トレーニングが上手くいってれば)

  • 尾びれキャッチ

 

尾びれの裏から採血するのでくるーっとひっくり返ってもらう。

(トレーニングが上手くいってれば)

  • ひっくり返す

 

乾綿で海水を拭いて、アルコールを含ませた乾綿で消毒。

(トレーニングが上手くいってれば)

  • 乾めんアル綿

 

狙いを定めて血管に針を刺す。(トレーニング以下略)

  • 刺す

 

あとは必要な血液量がとれるまでじっと我慢。

最後に止血をして軟膏を傷口に塗れば終わりです。

 

ここまでして月に一回採血をするのは、

感染症にかかっていないか、出血の可能性はないか、

肝臓の数値に問題はないか…などたくさんのことを把握し、

異変にすばやく気づいて病気の初期症状で治療をするためです。

 

 

そんなわけで欠かせない採血ですが、重要なだけにトレーナーは毎回

心臓が出るくらい緊張します。なんなら胃も出そうです。

 

健康を守るための採血に、今月も協力してくれるよう

みなさん、採血を頑張るイルカ達(…と、ド緊張ぎみのトレーナー)

への応援をおねがいします。