九十九島水族館海きららでは、このたび、鶴岡市立加茂水族館、新江ノ島水族館、福山大学マリンバイオセンター水族館とともに、世界初となる「フクロクジュクラゲ」の繁殖個体を同時展示することとなりました。
「フクロクジュクラゲ」は、傘は縦長の直方体に近い形をしており、長頭の七福神である「福禄寿」に似ていることが名前の由来です。国内では沖縄諸島や先島諸島、高知県で採集記録があり、九十九島周辺海域でも過去一度だけ確認されています。
今回展示するのは、福山大学内海生物資源研究所の水槽に発生したものを共同で繁殖育成した稚クラゲで、水族館での繁殖個体の展示は世界初となります。展示個体はまだ稚クラゲのため、今後は成熟サイズを目指してより大きく育成させていきたいと考えております。
ぜひ、この機会に「フクロクジュクラゲ」をご覧ください。
展示種 | フクロクジュクラゲ(Alatina alata) |
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展示開始日 | 2025年7月2日 |
展示場所 | 九十九島水族館海きらら クラゲ研究室 |
展示個体 | 5~10匹(大きさは3~5mm程度) ※クラゲの状態によっては、早期に展示を中止する場合があります。 |